NHK ガッテン 『 血液のチカラ向上作戦! 脳梗塞・心筋梗塞で死なないために 』まとめてみました!
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NHKガッテン 血栓
わたしたちの血液にはまだまだ知らなかった驚きのチカラが備わっていたことがわかってきました。
それは、脳梗塞や心筋梗塞をひきおこす「血管内の血のかたまり=血栓」を、自らの力できれいに溶かして恐ろしい突然死から身を守ることが出来るということです。
現代社会では、血栓によって脳梗塞や心筋梗塞に襲われる人は、年間10万人以上いるといわれています。
そんな恐ろしい事態から身を守るために、いま大いに注目されているのが、わたしたちに備わる「血栓を溶かすチカラ」なのです。
実は、歩くなどの「軽く体を動かす運動」を心がけるだけで、血栓を溶かすパワーは急激に向上するのです。
気になる血栓の最新情報をお伝えします!
血栓ができてしまう本当の原因はなんなのでしょう?
血栓とは血管に詰まって脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因となる血のかたまりのことをいいます。
もともとはケガをしたり、血管の内側が傷ついたりしたときに、かさぶたのように傷口をかばーしてくれる、ありがたいものです。
つまりケガの時に血栓ができることによって、出血は止まっていたということですね。
しかしそんな血栓も、必要以上にたくさん発生したり巨大化すると大問題となってしまいます。
血栓ができる見逃せない原因「ストレス」
血栓ができる原因はさまざまあるのですが、特に見落とされがちな要因が、ストレスによるものです。
やっかいなことに、このストレスというものは、不快な感情や恐怖からからくるものだけではなく、うれしかったり楽しかったりといった、
興奮状態のときにも体の内部ではそれをストレスと受け取って、血液は固まりやすくなってしまうのです。
それは人類の祖先が自然の中でいきていた時代から備わって進化してきた、身を外敵や危険から守るための本能だったのですね。
また、ストレス以外に血栓を作らせる要因として大きいのは、「太っていること」。また「不整脈」を持っている人は、心臓の中に血栓ができ
やすいことも知られています。
血栓を溶かす「t-PA」 とは?
脳梗塞の治療には「t-PA」という特効薬を使用されることがあります。
救急の患者にこの薬を注射すると、脳の血栓を溶かして後遺症を防ぐことが期待できます。
実は、このt-PA、もともとは私たちの血管の中に分泌されている物質なのです。
血栓ができると速やかに溶かし、血管が詰まってしまうことを防いでくれているのです。
血栓を溶かす力をアップする方法
血栓を溶かす力をアップさせるには、運動が効果的です。ポイントはウォーキングなど、息が上がらない程度の軽い運動(有酸素運動)です。
1日30分ほど、できれば毎日行うのが理想的です。血栓を溶かすt-PAが働きやすい体になれます。
普段、運動を全然していない人ほど効果が期待できるというところが嬉しいですね。
エコノミークラス症候群の対策 について
熊本地震の被災地で、足の血管に血栓ができてしまう、いわゆる「エコノミークラス症候群」が大きな問題になっています。
実は血液は、血流が滞った場所で非常にできやすくなります。
避難所で体を自由に動かせなかったり、車中泊をすると、危険は増大してしまいます。
また、エコノミークラス症候群はすぐに症状が出るとは限りません。
いわば「血栓のタネ」が体に作られてしまい、何年もたったのちに大きな問題となる場合もあるのです。
早め早めの対策が大切な命を守ります!
•特にお年寄りなど、体をあまり動かさない方は、少しでもよいので歩くことを心がけましょう。
•眠る際に、足が低い位置にあることは、血栓を作る非常に大きな誘因となります。
その意味で車中泊は非常に危険です。やむを得ない場合は、足が低い位置にならないよう、段ボールを足下に置くなどしましょう。
避難所で寝ている方も、タオルをまるめて足の下に敷くだけで予防効果があります。
ぜひ普段の生活に取り入れて、血栓からくる病気のリスクを予防しましょう。
※ 番組再放送は 2016年5月17日(火)午前0時10分 からです。見逃した方は要チェックです!
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